日本ヘミングウェイ協会評議員を辞するにあたり
今年度2017年3月31日、評議員任期満了に伴い、次期評議員の被選挙人となることを辞退することとしました。1992年度の協会発足以来25年の長きにわたり評議員の職務につき、その間に事務局長(1992年から2000年)および会長(2001年から2010年)を兼務し、協会の活動を行ってきましたが、来期の評議員選挙を前にその候補となることを辞退する次第です。会長職を辞した2011年度からは顧問となり重要事項に対して評議員の諮問に答える任務を遂行してきましたが、その職責は続けていくことを祈念しております。
評議員の若返りと、前田一平会長および新関芳生事務局長のもとで協会の活動と刷新を図ることを願うものであります。辞するにあたり、協会員のみなさまのご理解と、今後の変らぬご支援とご協力を、改めてお願いいたします。
2017年2月22日
今村楯夫(顧問)
本年3月をもって評議員の任期が満了するのに伴い、私は次期被選挙人名簿に氏名を印字していただくことを辞退いたしました。今後は顧問として協会に蔭ながら寄与させていただくつもりです。今村さんは協会設立時から今日に至るまで協会の命運を一手に引き受けてこられましたが、その間、一緒に協会の活性化に少しは尽力できたかと思うと万感胸に迫るものがあります。
協会は創成期を経てまさに成熟期にありますが、今こそエネルギーに満ち満ちた発想力の豊かな次世代の皆さんに、協会の更なる発展を託す最良の時期だと思います。研究は実に孤独な作業ですが、ヘミングウェイの名のもとに参集された皆さんと4半世紀に亘って刺激し合えたことが、私の研究の源泉になりました。何とも不思議なご縁で、皆様を知り得たのもヘミングウェイ研究あればこその天からの賜物で、私の人生に豊かな色彩を加えてくれました。心から感謝申し上げ、皆様には更なる研究成果を上げますよう願っています。
2017年2月22日
島村法夫(顧問)