ワークショップが開催されます。
会員の皆様のご参加をお待ちしています!!
■日時:2015年5月23日(土)10時〜12時30分
■会場:立正大学品川キャンパス(東京都品川区大崎4-2-16)
9号館963教室
■大崎駅、五反田駅から徒歩5分
■大崎広小路駅から徒歩1分
■不動前駅から徒歩13分
-----プログラム-----
▲ 開会の辞 (10:00) 塚田幸光(大会運営委員<WS担当>・関西学院大学)
▲ワークショップ(10:05〜12:30)
ミニシンポジウム “The Porter” を読む
司会・講師: 本荘 忠大 (旭川工業高等専門学校)
講師: 瀬名波 栄潤 (北海道大学)
加藤 隆治 (北海道薬科大学)
井出 達郎 (東北学院大学)
▲閉会の辞(12:30)島村法夫(会長・中央大学(名誉教授))
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23日18時頃から会場近辺で懇親会(会費5000円前後)を予定しておりますので、ふるってご参加ください。懇親会への参加については事務局(hemingwayjapan@yahoo.co.jp)までメールでお申し込みください。
締め切りは5月9日(土)です。
詳細はお申込みいただいた方へメールでお知らせいたします。
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-----WS内容要旨-----
“The Porter” は、1927年9月の終わりから翌年3月にかけて、ヘミングウェイが20章に渡って執筆しながらも、途中で創作を中断したA New Slain Knight の第13章~15章にあたる。その後、執筆が再開されることなく、未出版のまま残された A New Slain Knight は、創作からほぼ60年が経過した1987年に出版されたThe Complete Short Stories of Ernest Hemingway: The Finca Vigía Edition において、その一部が “The Porter” および “A Train Trip” というタイトルのもとで初めて日の目を見ることとなった。しかもヘミングウェイ研究においてはほぼ等閑視されてきた感すらある作品である。しかしヘミングウェイ独自の文体によって、14歳の少年ジミー・クレインの父と二人での列車の移動とそれがもたらす未知の世界との遭遇を生き生きと描き出す物語であり、いっそう注目され評価されるべき作品であると言える。そこで本ワークショップでは、 “The Porter” を取り上げて、4人の発表者によって、伝記的背景、「視点」を巡る問題、「黒人」ポーターを巡る歴史的背景から本短編の新たな読みを提示したい。